2020.11.13

ほうれい線よりも老けて見える?マリオネットラインの原因と対策

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肌の弾力がなくなり、ほうれい線が気になる、といった悩みがある人は年齢とともに増える傾向にあります。さらに、ほうれい線だけでなく、口の両端からまっすぐ下に伸びた線が現れてきて気になることもあるでしょう。この線は「マリオネットライン」と呼ばれていて、見た目が実年齢よりも上に見えてしまい悩みの元になりがちです。この記事では、なぜマリオネットラインができてしまうのか、また、解消方法について紹介します。

1.マリオネットラインができる原因とは?

マリオネットラインができると、少し機嫌が悪いような印象を与えることがあります。なぜマリオネットラインができるのか、まずはその原因についてみていきましょう。

1-1.頬や口周辺の筋肉のたるみ

頬や口周辺の筋肉がたるんでくると、同様に皮膚のたるみも引き起こし、その結果シワができやすくなります。これがマリオネットラインができる原因のひとつと考えられています。そのため、マリオネットラインは口周辺の筋肉が大きく関係していることを覚えておきましょう。また、もともと肥満気味で顔の脂肪が多いといった場合も、加齢などにより頬の脂肪が下がってくることでマリオネットラインができやすくなる傾向があります。さらに、頬の筋肉が脂肪の重みに耐えられなくなりたるみ始めると、口周辺の筋肉を同時に押し下げます。これらのたるみの連鎖が、頬の筋肉と口周辺の筋肉の間に溝をつくってしまうのです。この溝がマリオネットラインです。

マリオネットラインがでやすくなる原因は、年齢を重ねてきたことや、普段の生活習慣の積み重ねです。予防するための方法としては頬と口周辺の筋肉を鍛えることです。しかし、鍛えにくい部分の筋肉なのでなかなか難しいといえます。

1-2.姿勢やかみ合わせが悪い

マリオネットラインが現れやすいのは、姿勢やかみ合わせが悪い人です。なぜ姿勢がマリオネットラインに影響するかというと、顔の筋肉をゆるめてしまう可能性があるからです。猫背やストレートネックは顔が前傾します。顔が前斜めに倒れることで、鼻から下の顔面、首や顎が、普段の生活のなかで緊張しにくく、力が抜けた状態になります。それによって、ほうれい線やマリオネットラインができやすくなります。
かみ合わせもマリオネットラインができやすくなる理由のひとつと考えられています。なぜなら、かみ合わせがよくなければ左右の口周りの筋肉のバランスが崩れやすくなり、少しずつ左右の頬の筋肉に差が生じてくるからです。その結果、皮膚のたるみがでやすくなります。マリオネットラインができないように予防するには、左右同じようにかむ癖をつけたり、しっかりかんで食べたりすることが大切です。口をしっかり動かすことで周辺の筋肉は自然に鍛えられていくでしょう。

1-3.表情筋の衰え

表情筋が衰えてしまうと、マリオネットラインができやすくなるので注意が必要です。もともとあまり笑うことが多くない人は、口周りの筋肉を鍛える機会がありません。そのため、口角も年齢とともに下がりやすくなってしまいます。その結果、マリオネットラインがでてきてしまうのです。また、表情が乏しい人は年齢とともに顔全体の筋肉がゆるんできてしまい、頬の筋肉が下がりやすくなるでしょう。このような状態が続いていけば、シワができやすくなってしまう可能性が高いです。日ごろからよく笑い、表情豊かであれば、自然にマリオネットラインの予防になっているといえます。なるべく口角を上げて笑うといった習慣を身につけたいものです。

表情筋の衰えは、マリオネットラインだけでなくほうれい線もできやすくなります。年齢を重ねてくると自然に表情筋は衰えてくる傾向にあり、皮膚も同時にたるんできてしまいます。口周りの筋肉である表情筋の衰えは加齢により完全には避けられないもの、ともいえるでしょう。

2.マリオネットラインを防ぐためにできること

年齢とともに気になってくるマリオネットラインですが、予防する方法について紹介します。

2-1.口角を上げる

マリオネットラインができやすい人の特徴として、口角が下がっていることがあげられます。予防するには日ごろから口角を上げるような表情をつくることが大切です。口角が下がり気味だと頬や口の下の筋肉も一緒に下がってしまうので、できるだけ下がらないように意識しましょう。鏡をみる回数を増やして、常に確認することを習慣にするのもよい方法です。口角が下がっていないかどうか、頻繁にチェックすることでマリオネットラインの予防になります。この方法であればお金もかからず、すぐに手軽に始めることができますよね。

さらに、マリオネットラインができてしまったら「マリオネットラインを解消するエクササイズ」を試してみる方法もあります。のちほど詳しく紹介しますが、エクササイズを日常に取り入れることで予防にもなるでしょう。

2-2.乾燥肌を防ぐ

年齢を重ねるにつれて、肌の乾燥が気になるものです。肌が乾燥してしまうと、さまざまな肌トラブルや悩みを引き起こします。マリオネットラインもできやすくなるので注意しましょう。なぜなら、乾燥することで肌のハリや弾力を保つのに必要な水分や油分が失われてしまうからです。肌がハリのない状態になればシワやたるみにつながり、マリオネットラインがでやすくなってしまいます。肌の水分を保つために保湿ケアも時間をかけてしっかり対策をしましょう。

さらに、年齢を重ねれば重ねるほど、肌の水分や油分が自然に減少していく状態になります。また、肌のハリと弾力を保つ機能も働きにくくなってきます。そのため、マリオネットラインは40代前後になるとできやすくなるので注意しましょう。肌が乾燥しないように気をつけることが予防につながります。

2-3.表情豊かに過ごす

マリオネットラインは、笑っているときにはそれほど目立ちません。しかし、口元をしっかり閉じているときには、まるで腹話術に使われる人形のマリオネットのような、口元から伸びるまっすぐな縦のラインになっているシワが目立ってしまいます。また、冷たい人にみられてしまうこともあるでしょう。さらに、口角が下がり気味の人が口元を閉じて無表情のときは、怒っているようにも見えるので損な印象を与えてしまうかもしれません。そのため、表情豊かに過ごすように心がけるのもマリオネットラインの予防になるので、試してみてはいかがでしょうか。表情豊かになれば、気分もよくなりストレスも少なくなってメリットのほうが多いかもしれませんね。

笑うこと自体が少ない生活を続けていると、顔まわりの筋肉が次第にゆるんできます。頬や口周辺の筋肉も下がりやすくなりシワができやすくなります。シワができやすい生活習慣が続けば口角も下がり、マリオネットラインができやすくなります。そのため、常に前向きな気持ちで笑顔を増やすように心がければ、マリオネットラインの予防になるのでおすすめです。

2-4.良い姿勢を意識して癖を見直す

さきほど紹介したように、姿勢が悪いとマリオネットラインができやすいです。そのため、猫背にならないように気をつけて、常によい姿勢を意識するようにすることも大切なポイントです。さらに、人によってはさまざまな癖がマリオネットラインをできやすくしているかもしれません。たとえば、頬杖をつくことが癖になっている人は、頬や口周りの筋肉の左右どちらか一方を押さえつけています。同じ頬に頬杖をつくことが多いと考えられるため、左右の筋肉のバランスが崩れている可能性が高いでしょう。このような癖を見直さないと、マリオットラインができやすくなるので注意が必要です。

さらに、頬杖をつくことが多い人は自然に姿勢も悪くなっている可能性があります。そのため、頬杖をつくのをやめ、姿勢を正すなど、意識して癖を見直し改善していく必要があるでしょう。

3.マリオネットラインを解消するエクササイズ

マリオネットラインをエクササイズによって解消する方法があります。普段の生活に取り入れてみましょう。

3-1.口輪筋を鍛える

マリオネットラインを予防するには、口輪筋を意識して鍛える必要があります。口輪筋は口の周辺にある筋肉で、主に口を閉じたり、口角を上げたり、尖らせたりなど、口元の表情づくりには欠かせない筋肉です。この部分を鍛えるエクササイズを紹介します。空の500mlのペットボトルを用意して口の形を「お」にしましょう。「お」の形をしたまま、ペットボトルを唇のみで咥えて10秒ほど数えます。エクササイズに慣れてきたらより負荷をかけてみましょう。さらなる効果が期待できます。空のペットボトルでは物足りないと感じたら、水を適量入れて同じエクササイズをしてみることをおすすめします。

3-2.広頚筋を鍛える

広頚筋を鍛えることも大切なポイントです。広頚筋は、口元から下顎、さらに首にかけて大きく広がっている筋肉です。この大きな筋肉の部分がゆるんでしまうと、それぞれに関連性のある筋肉や皮膚にも大きな影響を与えます。そのため、筋肉や皮膚の広範囲にわたって下がってしまうことが考えられるので注意が必要です。マリオネットラインを改善したいときには鍛えておきたい筋肉といえるでしょう。

エクササイズ方法は、姿勢をまっすぐに伸ばして正面を向きます。そのまま5秒程度かけて頭をゆっくりと動かし、天井が見えるように動かしていきます。上を向いたままで、下唇、上唇それぞれ5秒程度突き出した状態をキープしていきましょう。その後、頭をゆっくりと左右に傾けていき、5秒ほどかけながら元の正面を向く状態に戻します。

3-3.口角下制筋を鍛える

口角が自然に下がってしまい、表情にあまり自信がなくなってきた人は口角下制筋を鍛えるとよいでしょう。この筋肉が柔軟性を失ってしまうと口元が硬くなってしまいます。口角がすでに下がっている場合は口角を上げることが難しくなります。エクササイズ方法は、口角の両側にそれぞれ人差し指と中指を置きます。その状態で左右に軽く揺らしながらマッサージをしていき、口角のマッサージが完了したら少しずつ顎のほうに向かってマッサージをすすめていきましょう。

4.マリオネットライン以外にも年齢を重ねるとでてくるよくある悩みと対策

マリオネットラインがみつかると、少しショックです。しかし、それ以外にも年齢を重ねるにつれてさまざまな悩みがでてきます。ここでは、よくある悩みと対策について紹介します。

4-1.目元のしわやたるみが目立つ

目元にしわやたるみが目立つようになると、急に老けてみえたりするので気になる人もいるでしょう。これは、年齢を重ねるにつれて悩みになりやすい傾向にあります。その理由として、長年直射日光を浴びてきたことによる紫外線ダメージが表面化してきたり、肌内部のコラーゲンが年齢とともに減少してきたりすることがあげられます。また、視力低下や目の使いすぎによる眼精疲労も目の周辺に皮膚や筋肉に影響を与えます。さらに、目元はもともと皮膚が薄いことから、乾燥してしまうとシワになりやすいです。いまからできる目元のしわやたるみの対策は、紫外線を浴びないように注意する、洗顔時に顔をゴシゴシ洗いすぎないことが大切です。また、保湿ケアも怠らないようにしましょう。

4-2.ほうれい線ができる

ほうれい線も年齢とともに目立ってきて気になる人もいるでしょう。ほうれい線ができる理由として、40代にさしかかってくると急激なコラーゲンの減少、顔の筋肉の衰えなどがはじまってくることがあげられます。ほうれい線は頬の筋肉が次第に下がってくることが原因なので、肌の表面をケアしただけでは解決にはつながりません。そのため、コラーゲンやエラスチンを充足するような専用のエイジングケア化粧品を使うことが大切です。また、リンパの流れをよくするほか、顔の筋肉を鍛えるためにマリオネットラインを解消するエクササイズなどを日常的に行うようにしましょう。

4-3.シミが多くなる

シミが増えてくると、肌がくすんだように見えます。シミが濃くなる原因は一般的に紫外線によるものといわれています。そのほかの原因としては肝斑や色素沈着、老人性色素斑などのシミもありますが、見分けにくいです。それぞれのシミ対策は異なるため、自己流でケアをするのはおすすめできません。かえって症状が悪化することもあるので注意が必要です。自分でできる対策としては紫外線を浴びないようにする、ビタミンC誘導体が配合されている化粧品を使ってみるなどの方法があります。プロのエステティシャンに力を借りて紫外線対策や浴びてしまった後のケア方法を学ぶのもおすすめです。

4-4.肌の弾力やハリがなくなる

肌の弾力やハリは年齢とともになくなってきます。主に女性ホルモンが減少することが原因とも考えられています。このような悩みは、先ほど紹介した「目のたるみ対策」を行うようにすると予防につながるでしょう。さらに、コラーゲンやコエンザイムQ10が配合されたサプリなどを試してみることをおすすめします。

マリオネットラインやほうれい線対策で見た目年齢を若々しく!

40代あたりになると、女性ホルモンの影響などにより体にさまざまな変化が表れてきます。肌の悩みもそのうちのひとつです。そのなかでも、マリオネットラインがでてくると実年齢より上に見られてしまうことがあるので、早めに対策したいものです。これからも若々しく過ごすためにも、紹介した対策を試してみたり、プロのエステティシャンに相談したりして正しく確実に対策していきましょう。

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エリーのりこ
監修 : エリーのりこ
フランス国家資格セラピスト・スパコンサルタント

フランスに単身渡仏後、フランスの美容とコスメの国家資格を取得。パリの有名スパやゲラン化粧品など、スパやサロンの管理職やマーケティングなどにも従事し、フランスと日本で20年以上の経験を積む。日仏英語トライリンガル。2012年に独立し、原宿のホリスティックエイジングスパ「エリオゼン 」を主宰。独自のフェイシャルメソッド「The光明フェイスデザイン」を考案し、女性誌やウェブメディアにも多数紹介される。スパやサロンのコンサルティング、トリートメント開発などのサービスも提供している。
エリーのりこ