2020.10.19

そもそも美白とは?明るい肌を目指したいならケア方法を知っておこう

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昔から日本人の美の基本は、白い肌や赤い唇と考えられてきました。その思いは現代にも受け継がれており、透き通るような美しい白い肌に憧れる女性はとても多いです。しかし、そもそも美白とはどういったものなのでしょうか。美白はどういった状態のことなのか、美白になるためにはどういったことをすべきなのかなど詳しく紹介していきます。

美白の定義は?今より白い肌になることではない!

美白ケアとは、色素沈着などの少ない、肌色が明るく均一になるようなスキンケアのことをいいます。肌のシミやそばかす、色素沈着は、メラノサイトという細胞から生成される、メラニン色素という色素が肌の表層部にでることで起こります。このメラノサイトがメラニンを生成するのを抑制する、またはメラニンを溜め込まず、スムーズに排出させることを助ける成分が美白成分と呼ばれ、その成分を配合する化粧品を美白化粧品(英語;Skin whitening, Skin brightening)と呼びます。
メラニン色素は紫外線の影響で増えるため、しっかり防いでおくことが重要です。その上で、肌に潤いを与えて健やかな状態にします。

シミには、いくつか種類があります。老人性色素班や炎症性色素沈着ですが、そばかすもシミと同じく紫外線が原因となって増えてしまいます。ちなみに、老人性色素班は40歳前後からあらわれる紫外線が蓄積されたものを指します。早い人では、20代でもこのタイプのシミがでてきます。頬やデコルテ・手など日光にあたりやすい部位にできやすいシミです。炎症性色素沈着は、肌に何らかの炎症が起き、その跡が茶色く残ってしまったタイプのシミです。ニキビ跡や怪我が原因となった跡などがあり、通常は時間の経過と共に薄くなりますが、長期的な炎症がある場合や、ひどいニキビだと肌の深くまで皮膚が傷つき、薄くならずに残ります。また紫外線を浴び続けてしまうと色素沈着も取れにくくなります。

美白のために!シミやそばかすを防ぐには?

美白の肌を妨げる原因となるもの、それはシミやそばかすです。日焼けによって蓄積されるメラニン色素は、シミやそばかすができる原因となります。通常、メラニン色素は肌のターンオーバーと共に体外へ排出されます。ところが、メラニン色素の量が過剰だったり、肌のターンオーバーがうまくできなかったりする状態の場合、体外へ排出することができなくなります。すると、排出できなかったメラニン色素はシミやそばかすへと変化するのです。
メラニン色素を過剰に生成しないためには、日ごろから日焼けしないための対策をしなければいけません。紫外線を防ぐために日焼け止めを利用して、肌を守っておくことが大切です。紫外線は夏場が特に必要だと考えている人が多いですが、実際には1年中対策しておかなくてはいけません。強い太陽光を浴びる夏ほどのものではないとしても、春・秋・冬も紫外線を浴びているからです。さらに、美白に有効な成分が含まれている美白化粧品を使い、メラニン色素がなるべく生成されないようにすることも必要なケアとなります。

肌トーンが変わる!くすみを防ぐことも大切

美しい肌を作るための基本は、毎日の肌のお手入れです。美白に関しても、もちろん毎日のケアが重要なポイントとなります。美白の肌を目指したい場合、紫外線対策をするだけではなく、肌が明るく見える状態にすることも大切です。くすみがある肌はトーンが暗く見えるため、くすみをなくすことも重要ポイントです。くすみは肌の乾燥によって引き起こされるので、くすみがない明るい色の肌にするためには保湿をきちんと行わなければいけません。保湿がしっかりされている肌は、紫外線の影響も受けにくいという特徴があります。つまり、美白肌になることと肌の保湿を行うことは、非常に深い関係があるのです。

肌のターンオーバーを正常に戻すためにも潤い肌を手に入れる必要があります。メラニン色素を排出することでシミやそばかすを防ぐことができるので、保湿してより効果をアップさせたいところです。美白成分と保湿力が高い化粧品を使い、紫外線対策をすることで明るいくすみのない肌を目指しましょう。

美白のためには何をする?基本ケアについて知っておこう

美白になるためには、さまざまな方法があります。何をすれば明るく美しい肌になれるのか、基本的なケアについて4つほど紹介します。

基本ケアその1.洗顔で肌の表面を整える

肌を美しくすることとも深いつながりがあるのが、正しい洗顔をして肌の表面を整えることです。まずは、毎日の皮脂や汚れをしっかりと落とすことが大切になります。皮脂やメイク汚れだけではなく、顔は普段から外気にさらされているのでその汚れもついているのです。汚れは放置していると雑菌の繁殖や皮脂の酸化につながります。洗顔は、次のステップである保湿スキンケアを受け入れやすい状態にすることが目的です。しかし、お湯の温度と洗顔料の泡、肌を洗うときの力加減が重要ポイントといえます。
しっかりと泡だっている洗顔料は古い角質や毛穴の汚れを落とします。泡を手の平に乗せ、逆さにしても落ちない状態になっているのが目安です。そして、肌が動かない優しい力で洗います。水で洗うと毛穴が引き締まり、保湿スキンケアで有効成分が肌に入りにくくなるので注意が必要です。洗顔時のちょうど良い水温は30~34度のぬるま湯なので、入浴時に洗顔する場合は湯の温度に気をつけましょう。使用する洗顔料は、アミノ酸系やグリセリンなどの水溶性保湿成分や、スクワランなどの脂溶性保湿成分が入っているものを使うと、洗顔後の乾燥を防げるのでおすすめです。

基本ケアその2.保湿をして肌に潤いを与える

肌は乾燥するとキメが粗くなります。キメが粗くなると光を反射しにくくなり、透明感も失われるので、肌を保湿して潤いをたっぷりと与えることでキメを整えましょう。十分に保湿され、キメが整った肌は頬上部にゆで卵のような「艶」がみられます。スキンケアをした後の肌にすぐこの「艶」が見えれば十分に肌表面は保湿されています。
美白成分として知られているのが「ビタミンC誘導体」です。ビタミンC誘導体はメラニン色素の生成を抑制し、新陳代謝促進や皮脂の分泌のコントロール、肌をなめらかにするなどの効果を期待できます。また、「プラセンタエキス」は日焼けでシミやそばかすができることを防ぎやすくなる成分です。

洗顔後の肌に化粧水をつけた後は、乳液やクリームなども使って潤いを逃がさないようにしましょう。
夏は汗と共に肌の水分も拭き取ってしまうことで、肌が水分欠乏になってしまいます。夏は油っぽくベタつくのに、肌表面がカサつくのは水分欠乏のサインです。洗顔後はしっかりと化粧水と乳液で「水分補給」を肌にも行いましょう。
冬は外の寒さや乾燥で肌も乾燥します。寒さで血流が悪くなると血色もなくなりさらに乾燥をすすめますので、美容オイルなどを使いマッサージをし、冬の乾燥肌を防ぎましょう。

基本ケアその3.日焼け止めをきちんと塗る

美白ケアをしていても、肝心の紫外線対策をしていなければ、シミやそばかすの原因であるメラニン色素がどんどん蓄積されていきます。そのため、1年中日焼け止めを使うなど、紫外線対策をしておかなくてはいけません。できるだけ、紫外線にあたらないように気をつけることも大切です。汗をかきやすい春や夏は一度日焼け止めを塗っても汗で流れてしまうことがあるので、1日に何度か塗り直すほうが良いでしょう。
日焼け止め以外の対策方法として、紫外線対策グッズを活用するのも効果的です。たとえば、帽子や日傘、UV加工されたカーディガンやストールなども販売されています。日焼け止めと帽子や日傘を使うだけでも、何も使わないよりずっと紫外線を防止することが期待できるのです。日傘は紫外線対策だけではなく、雨のときにも使用できるものもあるのでそういったものを購入するのも便利です。日傘を購入する際には「紫外線遮蔽率」がどれくらいかをチェックするのが基本です。紫外線遮蔽率とは紫外線をどれだけカットできるのかというものをあらわした数値で、UVカット率と表示されている場合もあります。色に関しては好みで選ぶのも良いですが、白色は紫外線を反射して防ぎ、黒色は紫外線を吸収して防ぐという特徴を覚えておくと役立ちます。
さらに、メイクに関しても日焼け止め効果があるベースメイクアイテムを使うのが効果的です。日焼け止め効果があるものはSPFとPA値が表示されているので、ベースだけではなく、下地やファンデーションも表示があるものを選択しましょう。

基本ケアその4.肌によい栄養素を摂取する

紫外線対策や洗顔・保湿など美しい肌を手に入れるため美白ケアをしたうえで、さらに肌に良い栄養素を摂取しましょう。
肌の表面からだけではなく、体の内側からもケアすることで美白しやすい肌作りのサポートをするのです。美白のために特に積極的にとりたい栄養成分は、主に3つあります。1つ目はビタミンCやL-システインなどで、メラニン色素の過剰生成を抑制するものです。2つ目はビタミンA・B群・E・L-システインなど、肌のターンオーバーを整える成分(メラニン色素を排出する)となっています。そして、3つ目はミネラル・コラーゲン・コエンザイムQ10など、潤いや健やかな肌づくりに効果的な成分です。
女性に多いといわれる貧血を防ぐための鉄分も、しっかり摂取しておきたい栄養素になります。貧血になると肌がくすみやすくなり、顔色も悪くなるので健康的な美肌にはなりません。食事から摂取できれば良いですが、十分に摂取するのが難しいものはサプリメントから摂取するのも良いでしょう。成人女性が1日に必要とする鉄分はおよそ10.5~11.0mg(※1)とされています。女性の場合、月経による血液の損失があるうえに、飽食時代ということが重なり、栄養バランスが崩れた食生活を送る人も少なくありません。明るい美肌を目指すのであれば、できるだけ栄養バランスも考えて食事をすることが大切です。
※1:厚生労働省からの出典情報

美白を頑張っても効果が出ない!考えられる原因は?

美白ケアをしっかりしているのに、いまいち効果を感じることができないという人もいます。その原因には、どんなことがあるのでしょうか。その1つとして、肌の状態自体が整っていないことが考えられます。たとえば、毛穴が詰まっていたり、肌の潤いが足りていなかったりして、肌にスキンケア成分が浸透しにくい状態になっているケースです。いくら美白成分が含まれる化粧品を使っても、成分が肌に入っていかないのでは意味がありません。また、睡眠不足やストレスが原因で自律神経のバランスを崩すと、ホルモンバランスも乱れます。女性ホルモンの分泌が減ると、肌の潤いが減り皮脂の分泌も多くなり肌荒れが起こります。睡眠不足だけではなく、偏食も肌の健康を損ねる原因になります。たばこやお酒などを過剰に摂取すると体内のビタミンやミネラルが減少し、肌にも影響を与えます。また、美白成分にはさまざまな成分があり、ハイドロキノンやトレチノインは肌質によっては刺激が強く、使用継続ができない方もいます。

エステなら美白のために肌の土台作りができる

透明な美肌を目指すのであれば、基本的な肌の土台を作っておくことが大切です。土台になる肌は、十分な潤いがあって健康的な状態であることが最低条件となります。そういった点では、エステで肌のケアを受けることは非常に有効です。エステでは自分では取りきれない毛穴の奥の老廃物をきれいに落としたり、古い角質をとったりなどして明るく美しい肌づくりを目指せます。ケアを定期的にしっかりとできるので、美容成分が浸透しやすい肌となることが期待できます。つまり、美白成分が入った化粧品の効果を得やすくなるメリットがあります。
エステでは専門的な知識のもと、リンパや血流にアプローチするセルフマッサージの方法を学ぶことができます。クレンジングも表面上の汚れを落とした後、毛穴の老廃物を落とし、さらにディープクレンジングを行うことで通常のクレンジングでも落としきれない皮脂や角質などをすっきり落とすことができます。また、ピーリングをして古い角質を取り除くことで美容成分が浸透しやすい肌に仕上げます。エステでは自宅でどういうふうにケアをしたら良いのかなどアドバイスをもらうこともできるため、専門的な知識を参考にしながらケアを続けることも可能です。自宅とエステのWケアで、本格的な美肌を手に入れることを目指せます。

美白ケアをして明るく透明感のある肌を目指そう!

正しい洗顔と美白成分が入った化粧品、紫外線対策など外側からのケアを十分に行ったうえで、美白効果が期待できる栄養素を積極的に取り入れましょう。食材だけでは足りないことも多いので、そういうときには簡単に必要な栄養素を摂取できるサプリメントを利用するのもおすすめです。外側と内側の両方からケアをして、明るく透明感のある肌を目指しましょう。

参考元URL
【LIVE JAPAN PERFECT GUIDE】紅い唇と白い肌日本の美容文化の歴史
【美的.com】正しい洗顔方法|化粧水もみるみる浸透!正しい洗顔スキンケアですっぴん美肌に
【DHC】肌の潤いを保つ保湿ケア
【キナリノ】日傘選びで失敗しないポイントとは?
【厚生労働省】平成28年国民健康・栄養調査報告第1表の3栄養素等摂取量-エネルギー・栄養素等,年齢階級別,平均値,標準偏差,中央値
【厚生労働省】鉄の食事摂取基準
【公益社団法人千葉県栄養士会】若い女性は大切な鉄分が不足しています

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エリーのりこ
監修 : エリーのりこ
フランス国家資格セラピスト・スパコンサルタント

フランスに単身渡仏後、フランスの美容とコスメの国家資格を取得。パリの有名スパやゲラン化粧品など、スパやサロンの管理職やマーケティングなどにも従事し、フランスと日本で20年以上の経験を積む。日仏英語トライリンガル。2012年に独立し、原宿のホリスティックエイジングスパ「エリオゼン 」を主宰。独自のフェイシャルメソッド「The光明フェイスデザイン」を考案し、女性誌やウェブメディアにも多数紹介される。スパやサロンのコンサルティング、トリートメント開発などのサービスも提供している。
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